LINE

ブログ

  • HOME
  • ブログ
  • 「木のいい香り」にご用心?新築住宅に潜むシックハウスの盲点と対策

「木のいい香り」にご用心?新築住宅に潜むシックハウスの盲点と対策

「木のいい香り」にご用心?新築住宅に潜むシックハウスの盲点と対策

「新築の木のいい香り〜」 モデルハウスや新居に入った瞬間、そう感じたことはありませんか?

実はその“におい”、木材の香りだけではない可能性があります。

かつての日本の住宅は、良くも悪くも隙間だらけで、自然に風が通る構造でした。

しかし現代の住宅は、省エネ性能を高めるために高気密・高断熱化が進み、「隙間のない箱」のような構造になっています。

気密性が高い家は、冬は暖かく夏は涼しいという大きなメリットがあります。一方で、室内の汚れた空気が外に逃げにくいというリスクも抱えています。

そこで問題になるのが、シックハウス症候群です。



シックハウス症候群とは?|新築・リフォーム後に多い症状

家の中にいる時だけ、こんな不調を感じたことはありませんか?

  • 目がチカチカする、涙が出る

  • 鼻水が止まらない、のどが乾燥・痛む

  • 頭痛、めまい、吐き気

  • なんとなく疲れが取れない、集中できない

これらは、建材や家具から放散される化学物質、またはカビ・ダニなどによる室内空気汚染が原因で起こる健康被害の総称です。

大きな特徴は、

重症化すると、その家に住み続けることが難しくなるケースもあります。

原因は化学物質だけじゃない|寒冷地で特に注意したいポイント

シックハウス症候群の原因は、大きく2つに分けられます。

① 化学的要因(新築で特に多い)

  • ホルムアルデヒド

  • トルエン・キシレン

  • VOC(揮発性有機化合物)

発生源の例

  • 合板の接着剤、塗料、壁紙

  • 新しい家具、カーテン、防虫剤

② 生物的要因(寒冷地で要注意)

  • カビ

  • ダニ

発生源の例

  • 結露しやすい窓や壁

  • 湿気の多い布団・カーペット

特に寒冷地では、断熱性能が不十分な住宅だと結露が発生しやすくなります。湿度が60%を超えると、カビやダニは一気に繁殖します。

その胞子や死骸を吸い込むことで、アレルギー症状や体調不良を引き起こすのです。

👉 つまり、


なぜ「24時間換気」が義務化されたのか?|建築基準法の背景

2003年(平成15年)、建築基準法が改正され、住宅の空気環境に関する重要なルールが定められました。

建築基準法改正の主なポイント

  1. クロルピリホス(白アリ駆除剤)の使用禁止

  2. ホルムアルデヒド発散建材の使用制限(F☆☆☆☆などの等級制度)

  3. 24時間換気設備の設置義務化

24時間換気は、

2時間に1回、家全体の空気を入れ替える(0.5回/h)

能力を持つことが義務付けられています。

これは、高気密住宅に滞留しやすい化学物質を強制的に屋外へ排出するためです。

「寒いから」「電気代がもったいないから」と換気を止めてしまうと、法律が守ろうとしている家族の健康を、自ら手放すことになってしまいます。

今日からできる!シックハウス症候群を防ぐ3つの対策

① 換気システムは【24時間・365日】稼働が基本

シックハウス対策の基本は、とにかく換気を止めないことです。

特に、

  • 新築直後

  • 新しい家具を購入した直後

は化学物質が多く放散されるため、窓開け換気を併用するのも効果的です。

寒冷地では、熱交換換気システムを採用すれば、室温を保ったまま空気を入れ替えられるため、換気による寒さのストレスも軽減できます。


② 室内湿度は【40%〜60%】をキープ

  • 60%超 → カビ・ダニが繁殖

  • 40%未満 → 乾燥・ウイルス活性化

湿度計を設置し、

  • 除湿機

  • 加湿器

を使って安全ゾーン(40〜60%)を保ちましょう。

③ 建材・家具は【F☆☆☆☆】を確認

家づくりや家具選びでは、JIS・JAS規格の「F☆☆☆☆(エフ・フォースター)」マークを必ずチェックしましょう。

F☆☆☆☆とは、建材や内装材から出るホルムアルデヒドの放散量が最も少ないことを示す安全等級マークです。

星の数で等級が分かれており、☆☆☆☆が最高ランクになります。 この等級の製品は、使用面積の制限がなく、住宅内で自由に使える基準を満たしています。

ただし、規制対象外のVOC(揮発性有機化合物)が含まれる可能性もあるため、

👉 換気とセットで考えることが重要です。

まとめ|健康な空気は「住宅性能」でつくられる

高気密・高断熱住宅は、

正しく設計・施工されていれば

  • 結露が起きにくく

  • カビの生えにくい

本来はとても健康的な住まいです。

しかし、換気計画が不十分だと、汚染物質を閉じ込める「危険な箱」になってしまいます。

健康住宅のための2つの柱

  • 断熱・気密性能で結露を防ぐ(=カビ・ダニ対策)

  • 計画換気で化学物質を外へ排出する

この両方がそろって、初めて安心して深呼吸できる家が完成します。

「うちの換気計画は大丈夫?」と感じたら

  • 結露しない断熱性能はどれくらい必要?

  • 本当に健康的な換気計画って?

ご家族の健康を守るためにも、ぜひお気軽にご相談ください。

👆相談してみる

📸 Instagramでも「後悔しない家づくりのヒント」発信中!
@iedukuri.soudan